これからの社会運動を考える ~未来への大分岐~

2020年 2回目の自治フォーラムおおさか。 今回は少し大きなテーマ「これからの社会運動」を考えます。 大阪市立大学に現れた、チャーミングでナイスガイな時代の変革者 斎藤幸平さんをお招きします。 斎藤先生は1987年生まれの新進気鋭の経済思想家で、最近刊行された「資本主義の終わりか、人間の終焉か?未来への大分岐」が注目されています。 書籍では3人の今を生きる時代の先駆者との対話が掲載されています。 マイケル・ハート(政治哲学者・デューク大学教授)、マルクス・ガブリエル(哲学者・ボン大学教授)、ポール・メイソン(経済ジャーナリスト)との対談はこれからの社会運動を考える刺激的な視点を提示しています。 特に、マイケル・ハートとの対談の第2章の指摘は辛辣。 社会変革の体験の少ない日本のリベラルは、バーニーサンダースのようなリーダーさえ登場すれば、政治の力で世界は変えられると思っている。しかし、実際は逆で、アメリカにはウオール街オキュパイ運動(占拠運動)、オキュパイ・スチューデントローン(学生ローンのボイコット運動)などの様々な社会運動があり、リーダーがその運動に学んだのが現実だ。 第3章は<コモン>からはじまる民主主義。 17才の環境活動家グレタ・トゥンベリーさんの訴え「裕福で権力のある大人たちへの警告」は、永遠の経済成長をモデルにした資本主義のシステムを変えなければ!という強烈なメッセージだ。マルクスも誤解されてきたが、晩年の自然科学ノートが明らかにしたのは「利潤追求を…

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緊急勉強会 開催のお知らせ「どうなる学校統廃合?大阪市の条例を考える」

みなさま あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 2020年の自治フォーラムは、2月15日(土)の緊急勉強会でスタートです。 テーマは「学校統廃合」 1月15日の大阪市の総合教育会議で、大阪市の学校統廃合の条例案 が提案されました。 学校の統廃合があったエリアにタワーマンションが建設され起こる教室不足、その背景には都市計画のゆがみやインナーシティー問題の放置を指摘する声もあります。 とはいえ、小規模校の弊害も大きく、人口減少の中で行政区単位や校区の再編も避けられないものになりつつあります。 11学級以下の小規模校が統廃合の対象となる条例ですが・・・  基準は妥当なのか?  どちらの校地を活用するか?  登下校の安全配慮は?  保護者・住民の声の反映は?  跡地活用スキームは?  市教委・区役所の役割分担は? などなど、みなさんといっしょに 課題を出し合う機会にしたいと思います。 話題提供者は、4人の方に登壇いたきます。  武田 緑 氏(教育コーディネーター)  金谷 一郎 氏(大阪経済法科大学 客員教授)  入口 嘉憲((株) UDコンサルタンツ専務)  武 直樹 氏(自治フォーラムおおさか 共同代表) 申込はこちらから ぜひ、ご参加ください。 ---- 緊急勉強会 第15回 自治フォーラムおおさか どうなる学校統廃合?大阪市の条例を考える 【ゲスト】 〇武田 緑 氏(教育コーディネーター)  学校の…

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