これからの社会運動を考える ~未来への大分岐~(第16回_20200718@阿倍野市民学習センター)

第16回 自治フォーラムおおさか これからの社会運動を考える ~未来への大分岐~ 斎藤 幸平 氏(大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授) レポート:袈裟丸朝子 当日の配布資料はこちら。■時代は大分岐 みなさん、お久しぶりです。 予定の3月から延期となっていた大阪市立大学経済学研究科 准教授 斎藤幸平先生をお招きした「これからの社会運動を考える〜未来への大分岐〜」を7月18日に開催しました。 今回も自治体政策研究会との共催。 三密を避けるため会場人数を絞り、自治フォーラムおおさか初となるウェブ配信併用となりました。はからずも、ウイズコロナを模索するいまだからこそ必要な問題提起を受けたと思います。 フォーラム会場への移動中に、武さんと「突然ぽっかり時間ができたことで、これまでの働き方や家族と過ごす時間、いろいろ生き方を振り返る機会になった」そんな会話をしていました。 新型コロナウィルス感染拡大・パンデミック前であったなら、斎藤先生の講演が少し突飛に感じたかもしれませんが、まさに時代は大分岐にある。それがすとんと落ちました。それでは、以下、レポートです。 ■コロナ禍が浮き彫りにした現実 西脇さんの進行で武さんが「社会運動・市民運動をどう進めていくのか、そのヒントをみなさんとつかみたい」と挨拶し、自治フォーラムがスタート。 斎藤先生からは冒頭、私の話は「そもそも論です」とありました。なぜ、いま、「そもそも論」なのか。私たちは、気候変動に代表される環境危機と資源の枯渇、そし…

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