いまも高層マンションが建設され待機児童問題に追われる区もあれば、人口減で保育所の定員割れ問題を抱える区もあります。同じ大阪市でも、環状線の内側と外側で区の抱える課題は様相が異なります。
大阪市でも、シティーマネージャー制度や区役所への権限移譲、区独自予算の確保など、公募区長が特性に合わせたまちづくりを発揮できるニアイズベターに向けた改革は進められてきました。
それでも、横浜市と比較すると区の権限は限定されているという批判があったり、2月の大阪市議会で分権型の大都市制度をつくろうとする「総合区」が再び議論されたり、政令市と区の関係の模索が続いています。
都道府県と政令市の関係では、政令市の権限を強くする「特別自治市制度」を目指す動きもあります。
住民投票が終わっても大都市の課題は一朝一夕に解決するわけではありません。大阪都構想をめぐる巨大な住民投票はわたしたちに何を問いかけていたのでしょうか。
今回の自治フォーラムでは、大阪市の状況を踏まえながら、都道府県・政令市・区のありかたについて、議論を深めたいと思います。

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第21回 自治フォーラムおおさか
「総合区ってなに?」パート2
ー特別自治市と区のあり方を考えるー
【ゲスト】
1「特別自治市を考える〜大都市の中枢性の分析から見えるもの〜」
北村亘 大阪大学大学院法学研究科教授 行政学
2「大阪市の総合区導入について」
柳本顕 衆議院議員、前大阪市会議員
◆報告と話題提供
3「シティマネージャー区長の成果と課題」
金谷一郎 大阪経済法科大学客員教授、元東淀川区長
4「大阪市会議員定数削減問題と区のあり方」
武直樹 大阪市会議員、自治フォーラムおおさか代表
【日 時】2022年3月12日(土)
14:00~16:30(オンライン)
【申込〆切】3月5日(火)
【参加費】無料
申込はこちらから
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