これからの社会運動を考える!パート2(第20回_20211203)

第20回 自治フォーラムおおさか これからの社会運動を考えるパート2 ~新型コロナと地球環境危機~ 〇ゲスト  斎藤 幸平 氏 (大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授) 〇進行・趣旨説明  西脇 邦雄 氏(大阪経済法科大学 教授) レポート:袈裟丸 朝子当日の様子は、youtubeでも視聴いただけます。 https://youtu.be/JnyWEeEf338 当日の資料は、こちらから。 みなさん、こんにちは。 さて第20回自治フォーラムおおさかは「これからの社会運動を考える!パート2」として、いまをときめく斎藤幸平さんを再びお招きしました。欧州都市などの事例を紹介しながら、新型コロナ危機が問いかける格差や社会の分断、まったなしの気候変動とどう向き合い、人を中心としたまちづくりを大阪で実現するための可能性について講演いただきました。 今回は自治体政策研究会との共催でウェブ配信でしたが100名を超える方の視聴がありました。 ■人を中心としたまちづくりのために 冒頭、ポスト(アフター)コロナにおける新しい社会をどう構築していくかにあたって、「自治体から変えていくことが重要」と斉藤先生。日本では環境問題が票にならず、いきなり国を変えるのはハードルが高い。「成長しなればならない」「経済優先」といった社会の価値観を揺るがし変えていく社会運動が必要で、その先に「人を中心としたまちづくり」がある。これを大阪でどう取り組めるか、そのヒントとなるような話をできればと始まり…

続きを読む

【開催のおしらせ】これからの社会運動を考えるパート2~新型コロナと地球環境危機

重版を重ねる”人新世の「資本論」”の著者、斎藤幸平さんを招いたセミナーを開催します。 昨年7月にも登壇いただき、2度目の登場です。 新型コロナ危機が問いかける格差や社会の分断に我々はどう向き合うか。 共有財であるコモンの市民営化の可能性はあるのか? 議論を深めたいと思います。 ------ 第20回 自治フォーラムおおさか これからの社会運動を考える!パート2 ~新型コロナと地球環境危機~ 【ゲスト】  斎藤 幸平 氏(大阪市立大学大学院経済学研究所 准教授) 【日 時】2021年12月3日(金)  18:30~20:30(オンライン) 【申込〆切】11月26日(金)17:00  ※視聴URLは12月1日をめどに申込者のみなさまに案内します。 【参加費】無料  申込はこちらから 【FACEBOOK】  https://fb.me/e/1o5IeIeeK ※自治体政策研究会との共催です。

続きを読む

これからの社会運動を考える ~未来への大分岐~(第16回_20200718@阿倍野市民学習センター)

第16回 自治フォーラムおおさか これからの社会運動を考える ~未来への大分岐~ 斎藤 幸平 氏(大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授) レポート:袈裟丸朝子 当日の配布資料はこちら。■時代は大分岐 みなさん、お久しぶりです。 予定の3月から延期となっていた大阪市立大学経済学研究科 准教授 斎藤幸平先生をお招きした「これからの社会運動を考える〜未来への大分岐〜」を7月18日に開催しました。 今回も自治体政策研究会との共催。 三密を避けるため会場人数を絞り、自治フォーラムおおさか初となるウェブ配信併用となりました。はからずも、ウイズコロナを模索するいまだからこそ必要な問題提起を受けたと思います。 フォーラム会場への移動中に、武さんと「突然ぽっかり時間ができたことで、これまでの働き方や家族と過ごす時間、いろいろ生き方を振り返る機会になった」そんな会話をしていました。 新型コロナウィルス感染拡大・パンデミック前であったなら、斎藤先生の講演が少し突飛に感じたかもしれませんが、まさに時代は大分岐にある。それがすとんと落ちました。それでは、以下、レポートです。 ■コロナ禍が浮き彫りにした現実 西脇さんの進行で武さんが「社会運動・市民運動をどう進めていくのか、そのヒントをみなさんとつかみたい」と挨拶し、自治フォーラムがスタート。 斎藤先生からは冒頭、私の話は「そもそも論です」とありました。なぜ、いま、「そもそも論」なのか。私たちは、気候変動に代表される環境危機と資源の枯渇、そし…

続きを読む